胆管がん Cholangiocarcinoma

胆管がんとは

胆管は、肝臓から十二指腸の間にある組織です。この胆管の内側の粘膜が癌化し、胆管がんを発症します。罹患率、死亡率は50歳以降に増加し、癌で亡くなる人の中で、6番目に多い癌とされています。

 

原因

胆管がんの原因は様々です。胆石がある人に発症しやすいと言われており、実際に癌を発症した人の40%以上に胆石が認められました。胆石は、コレステロールによってできます。

肥満

胆石はコレステロールによってできるため、肥満は胆管がんの要因と考えられます。

胆管炎、胆のう炎

胆管、胆のうに炎症が起こると、癌が発症しやすくなります。

その他に、クローン病、潰瘍性大腸炎などが原因となることがあります。

 

症状

胆管がんは、胆管に癌が発生する胆管がん(肝外胆管がん)と、胆のうに癌が発生する胆のう癌に分けられます。
胆管がんの初期には自覚症状がほとんどありません。癌が進行すると、以下の症状が現れます。

黄疸

胆管に癌ができると胆汁が流れにくくなり、上部(肝臓側)の胆管に強い圧力がかかります。すると、胆管から胆汁が逆流し、血管に胆汁が流れ込みます。血中のビリルビン濃度が高くなり、手のひら、目、口の中、皮膚などが黄色くなります。また、尿中に排泄されるビリルビン濃度が高くなるため、褐色の尿がでることがあります。

腹痛

脇腹、みぞおちが痛むことがあります。

体重減少

ほとんどの癌で見られる症状です。

 

治療

癌の大きさに応じて治療方法が選択されます。がんの進行具合や発症部位によって治療法が異なるため、主治医と相談の上すすめましょう。

手術

癌周辺のリンパ節と肝臓や十二指腸の一部を切除します。

放射線治療

手術が不可能な場合に適応されることがあります。放射線治療には、体の外から放射する外部照射法と、体の中から癌をピンポイントに照射する腔内照射法があります。放射線治療の副作用は、倦怠感、食欲不振などです。

抗がん剤治療

抗がん剤によって癌細胞を小さくさせます。切除が不可能な胆管がんの人に適応します。一般的な治療は、ゲムシタビン+シスプラチン併用療法と言い、3週間を1コースとして治療を行います。強い副作用は伴いませんが、吐き気、倦怠感、食欲不振などが見られることがあります。また、長期間投与することで、腎機能障害、難聴、指先のしびれなどが現れる場合があります。


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