すい臓がん Pancreatic cancer

すい臓がんとは

すい臓がんは早期発見が難しい上に進行が早く、死亡率が高い恐ろしい癌です。そのため、すい臓がんの原因を理解し、少しでもリスクを減らすことが大切です。

 

原因

すい臓がんは、生活習慣の影響を受けると考えられています。主な原因は下記のものです。

肥満

肥満は糖尿病の発症リスクを高めることになり、それがすい臓がんのリスクを高めてしまうことになります。特に若い頃に肥満だった場合は、すい臓がんの発症リスクが高くなることがわかっています。

喫煙

喫煙者がすい臓がんになるリスクは、非喫煙者の1.3~3.9倍といわれています。

飲酒

過度な飲酒により、すい臓がんのリスクが1.2倍に増加するといわれています。

糖尿病

糖尿病患者は、すい臓がんになるリスクが約2倍高くなるといわれています。糖尿病を発症してから1~3年以内にすい臓がんを発症することが多いです。

家族歴

すい臓がんの患者のうち、3~9%は血縁者にもすい臓がんの人がいると言われています。家族にすい臓がんの患者がいる場合、すい臓がんになるリスクは1.6~3.4倍高くなるといわれています。

 

症状

すい臓がんの初期症状はきわめて少ないため、症状だけでがんに気づくことはほぼ不可能と考えて良いでしょう。そのため、定期的な検査が必要になります。

初期に現れる症状

なんとなく胃がすっきりしない、食欲が落ちた気がするという症状が出ます。

進行すると現れる症状

体重減少、腹痛、背部痛、黄疸といった症状が出ます。すい頭部にがんができると、胆管が圧迫され、胆汁の流れが悪くなって黄疸が出現することがあります。

そのほか、すい臓がんができると、糖尿病を発症したり血糖のコントロールが急に悪くなったりすることがあります。

 

治療

手術(外科治療)

すい臓がんの治療の中で最も治療効果が高いものは手術です。
手術が適応になるかは、肝臓や肺などへの転移がないか、重要な臓器に栄養を運ぶ大きな血管にがんが広がっていないか、などから判断されます。

抗がん剤治療(化学療法)

血管を巻き込んでいたり、転移があったりして手術でがんを取り除くことができない場合や、再発した場合には、抗がん剤治療が行われます。
これらの切除不能や再発したすい臓がんに対する抗がん剤治療には、痛みを和らげる効果と、生存期間を延長する効果があることが証明されています。
ただし、抗がん剤には副作用があるため、体の状態やがんの状態を考慮した上で、適切な抗がん剤治療を選択していくことになります。

放射線治療

高エネルギーの放射線を患部にあててがんをコントロールするのが放射線治療です。明らかな遠隔転移はないものの、すい臓がんが主要な血管を巻き込んでいたりして手術で取り除くことができない場合に行われます。
化学療法と組み合わせることで放射線の効果を高めることが期待できるため、抗がん剤と併用されることが多く、その場合は化学放射線療法と呼ばれます。

 

© 2017 SBC湘南メディカル記念病院 All rights reserved.