胆のうポリープ Polyps

胆のうポリープとは

胆のうポリープは、胆のうの内側にできる隆起した病変のことです。良性のものがほとんですが、悪性のものが存在する場合があるため、胆のうポリープと診断された場合は精密検査を受ける必要があります。

 

原因

胆のうポリープにはいくつか種類があり、その中で最も多いのはコレステロールポリープです。これは、食生活が欧米化した影響を受けているためです。コレステロールをコントロールするには、以下の栄養素が良いと言われています。

タンパク質

大豆や大豆製品に含まれているタンパク質は、コレステロールを減少させる働きがあります。

アルギン酸

わかめや昆布に含まれる食物繊維です。コレステロールを体外に排出する働きがあります。

オレイン酸

不飽和脂肪酸を含むオリーブオイルなどの植物油、魚油はコレステロールをコントロールする働きがあります。 

ビタミンE

かぼちゃ、アーモンドなどに含まれるビタミンEは、コレステロールの酸化を防ぐ働きがあります。

症状

胆のうポリープには、大きく分けて5つのタイプがあります。

コレステロールポリープ

胆のうポリープの約90%を占めると言われています。良性のポリープで、コレステロールのコントロールによって予防することができます。

腺腫制ポリープ

基本的には良性のポリープです。しかし、一部が胆のう癌の発生源になると言われています。

過形成ポリープ

良性のポリープです。胆のうの粘膜の細胞が過剰に増えたタイプです。

炎症性ポリープ

良性のポリープです。胆のう炎の患者さんなどに見られます。

胆のう癌

悪性腫瘍です。ポリープの段階で見つかるものは、初期の癌が多く、適切に治療をすることが大切です。

 

検査

ポリープの検査には、主に以下のものがあります。

血液検査

腫瘍マーカーでチェックします。

超音波検査

体の外から超音波(エコー)を当てて、病変を検査します。体への負担が少なく、一般的な検査です。

超音波内視鏡検査

内視鏡の先端に超音波検査機器をつけて行う検査です。より精密な検査を行うことができます。

CT検査

ポリープの形、大きさを確認できます。また、胆のう癌の時に周辺組織や血管に転移していないかをチェックすることもできます。

治療

胆のうポリープは、胃や大腸のポリープと異なり、ポリープだけ取り除くことができません。一般的な治療は、胆のう摘出手術です。全ての症例に手術を適応するのではなく、胆のう癌が疑われる場合にのみ手術を行います。

手術が必要な場合

・胆のうポリープが10ミリ以上の場合
・ポリープの茎の幅が広い場合
・超音波検査で癌が疑われる場合
・経過観察で徐々に大きくなっている場合

腹腔鏡下胆のう摘出術

お腹に小さな穴を開けて、腹腔鏡下で手術を行います。傷が小さくすむため、術後の痛みが少なく、また回復が早いことから、今は一般的な方法です。

開腹胆のう摘出術

胆のう癌の可能性が高い場合に行います。周辺に転移している場合は、周辺の組織も同時に切除します。

 
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