潰瘍性大腸炎 Ulcerous colitis

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎とは厚生労働省の定める特定難治性疾患に認定されています。これは、いわゆる難病のことで、日本で難病と定められている病気の中でも発病率が最も多い病気です。

 

原因

潰瘍性大腸炎の明確な原因は、未だ分かっていません。
しかし、大腸粘膜に何らかの異物が混入し、自分自身で大腸粘膜を攻撃する免疫反応を起こし、過剰な免疫機能の反応が関係していることは証明されています。
遺伝的な場合や、食生活、細菌やストレスなどが関係するなどさまざまです。
他にも、肉体的・精神的なストレスによる悪化もあると言われています。
 

症状

潰瘍性大腸炎の主な原因は、4つあります。

1. 血便

血の混じった赤い便を排出すること

2. 下痢

便に含まれる水分が80%異常のとき

3. 粘血便

ドロッとした粘液と血液が混じった便のこと

4. 腹痛

潰瘍性大腸炎の腹痛は、左右の脇腹やみぞおち辺りが痛むケースが多いです。

その他にも、発熱や関節の痛みや皮膚に発疹が現れるときもあります。
この病気は、アメリカと比べると日本での患者数が少なかったため、あまり知られていませんでした。ところが、最近では有名な政治家もこの難病を患っていることから、認知度がとても高くなりました。

 

治療

この病気の治療法は主に、内科的治療が一般的です。重症の場合は手術が必要になる時もあります。

内科的治療

アミノサリチル酸製剤

症状が軽度〜中程度の場合に処方されるお薬の1つです。
主に飲み薬が使用されますが、座薬や腸の中に直接液体の薬を入れる治療法などもあります。

ステロイド

ステロイド製剤には、免疫を抑える働きがあります。主な使用方法は、飲み薬や点滴での服薬です。
ステロイドは、炎症を抑える目的で使用されるお薬ですが、使用を続けていても症状がぶり返すことが分かっており、予防効果はないことが分かっています。

免疫調節薬

同じ炎症性腸疾患とされているクローン病の治療薬としても使用されており、劇的な改善効果が認められています。ですが、潰瘍性大腸炎での使用は、効果に個人差があり、一部の人にしか効かないと言われています。

手術

上記で紹介した、内科的治療で症状の改善が見られない場合は、手術を行います。
多量の出血や腸に穴があいてしまうなど危険なケースも想定されるので、大腸の切除を早急に行います。

 

さいごに

治療費は、難病に指定されているので一定以上は、一切かかりません。

適切な治療を受けていれば妊娠出産は可能ですが、治療薬が胎児に影響を与える場合もあるので医師との相談がとても大切です。

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